2020.10.25〜26で七ツ石山に1泊2日で行ってきました。前からやりたかったテント泊。今回、”初”、という事で、無理せずゆとりのある行程で行きました。鴨沢から七ツ石小屋に行き、そこで荷物を置いて、そのまま雲取山まで行ければ行こうかなぁ、ぐらいの気持ちです。あくまで、今回の目標はテント泊する事!です。
奥多摩駅からバスで鴨沢へ 臨時便多発
奥多摩駅に8時過ぎに到着。バスに乗って鴨沢まで行きます。当初の計画では、奥多摩駅に着いてからバスの時間まで20分ぐらいあるはずだったので、そこでみんなで荷物の振り分けをしつつ、朝ごはん食べつつ…、って思っていたのですが、バス停に並ぶやいなや、臨時便がやってきて、速攻で乗るハメに。
奥多摩駅に着いて、速攻でトイレに行った仲間のでっかい荷物を持ってバスに乗り込みます。トイレに行っていた仲間もダッシュで戻ってきて、とりあえずみんなでバスに無事に乗り込みことができました。
このバスに乗り込まなくても、時刻通りのバスがあるわけだし、ついつい急いでしまう性格、直したいっ、て思います。
鴨沢に着いてからゆっくり朝ごはんを食べていたのですが、紅葉の時期だからなのか、日曜日だからなのか?この後も何便か臨時便が走ってました。
奥多摩駅からのバスの時刻表はこちら(鴨沢に行くなら、「鴨沢西」行きか、「丹波」行きに乗ってください)
今回のコースタイムです。休憩時間は含まれていません。
鴨沢から七ツ石小屋まででヘバる
9時前に鴨沢に到着し、朝ごはんを食べ、ちょっとゆっくりします。
9時半出発!今日のメンバー紹介。
歩き始めてすぐに、3人とも荷物の重さを実感。こんなんで本日お世話になる七ツ石小屋まで行けるかなぁ、っていう不安が過ぎります。
鴨沢バス停から登ってすぐの村営駐車場。満車!
めっちゃ混んでました。やっぱり人気ですね。車なら早朝から登ることができるよなぁ、なんて思いますが、公共機関利用部隊も頑張りますよ💪
ここから堂所までは傾斜もなだらかなため、ゆっくりながらずんずん進むことができました。気持ちの良い広葉樹林帯を歩きます。紅葉にはあと1週間ぐらい早かったかもしれないです。
標高が上がるにつれ、木々が色付いてきます。
さらに登るにつれ、見晴らしも良くなり、登山開始2時間、やっと富士山が見えました!
富士山、いつ見ても感動してしまうyuriです。
七ツ石小屋まであと10分ってところから、一歩踏み出すごとに「あぁーっ、あぁ〜っ」って言いながら登るI嬢。
12時半、とりあえず、七ツ石小屋まで到着!コースタイム通り、3時間で来れたのはビックリ。
そこになんとも可愛い猫ちゃんがおりましてね…。すっかり疲れ取れてる様子?のI嬢です。
七ツ石小屋から七ツ石山へ
七ツ石小屋で受付を済ませると、ちょうど昼時で休憩客が結構いたのですが、山小屋のお母さんが、「端っこならもうテント張っちゃていいよーっ」てことで、とりあえずテントを張って、ここからさらに七ツ石山を目指します。
結構疲れたのと、雲取山まで行って小屋に戻るまでに3時間はかかるので、無理をせず、七ツ石山まで行くことにしました。
各々持参してきたお昼ご飯(コンビニで買ったやつね)を食べ、荷物を置いて13時半、出発です。登ること30分で七ツ石山に到着!
なんだかんだ、鴨沢から1200mも登ってるもんね。アップダウンこそないけど、それなりに歩いたよ。
そのまま七ツ石小屋に帰宅。
ただいまぁ、です。七ツ石小屋でバッチ買いました。yuriは行く先々の山でバッチを買うのがお決まりです。他にも七ツ石小屋限定の手ぬぐいも売ってます。
七ツ石小屋から見える富士山と紅葉を見ながら、夜ご飯を食べます。まだ、16時だけどね。
まぁまぁ、お決まりの乾杯です。
かんぱ〜い!なんて言っていたこのあと、悲劇が襲います。
夜ご飯はしゃぶしゃぶです。家で具材を仕込んできていたため、すぐに食べられます。
”しゃぶ葉”風に野菜を薄く切り、味のついた出汁に豚肉をしゃぶしゃぶすると、つけだれいらずで食べられます。肉で野菜を巻いて食べると最高に美味しかったです。
しゃぶ葉風の「香味野菜と豚肉のしゃぶしゃぶ」のレシピはこちら
この具材を全部持って登ってくれたのは、ポチャヒロです。ポチャヒロ、頑張った!
ここからポチャヒロとI嬢に悲劇が訪れます。17時にご飯を食べ終わり、ポチャヒロが頭が痛い、という事で先に就寝。I嬢も疲れた、という事で先に就寝。残るyuriもお酒を飲みつつ18時前に就寝しました。
テントを張った付近に落ちていた木の枝と、ポチャヒロが持ってきてくれたブラックダイヤモンドのライトでランタン風になりました。日が落ちて、ランタン風に吊り下げたライト、いい雰囲気でしたよ。このライト、優しい光で眩しすぎず、広い範囲を照らしてくれるので、yuriも買おうと思いました。
そもそもお酒に弱いポチャヒロ。3%のレモンサワー350mlを飲んだ後、とてつもなく具合が悪くなり、頭痛と吐き気で気分最悪、夜中にトイレに1時間こもり、吐くという、そしてその後もほぼ寝られなかったらしい。
そしてI嬢。そもそもI嬢はテント泊装備を持っていないため、友人からテント以外の道具を借りてきていました。テントはyuriのテントを使います。
I嬢のマットがすごかった!車でキャンプ行く時に持って行く用のマットじゃーん!よくこんな重いの持って登ったよ。5〜10分ぐらいかけて膨らましてたマット(写真左)。まだまだ膨らまし足りないけど、yuriのサーマレストのマットの5倍は厚いマットでした。
良く眠れそうなマットだなぁって思ってたら、I嬢の持っていた寝袋が完全なる夏仕様のもので、うっす薄。写真に撮っていませんが、一晩越せるかなぁって心配になるぐらいの薄さでした。
先週の時点で、雲取山の最低気温は氷点下。なかなかの寒さです。
そして、案の定、寒さゆえにI嬢も一睡もできなかったらしい。yuriが寝ている横で、何度かガサガサしていて、その度に「寒いー」って言ってたI嬢。ポチャヒロとyuriとで持っている全ての装備(2人分のGore-Texのカッパや、ダウンベスト等)を貸しましたが、寒くて眠れなかったようです。
I嬢は防寒着としてスノボ用の服を持ってきていたのですが、それでは全然ダメだったようです。やはり寒い場所では、保温性に優れた服装や寝袋を選択する大切さを学びました。フリース、ウールやダウンといった空気を多く含むことができる素材は、絶対必要です。
そんな中、朝4時半に起床。ご飯を食べてテントを片付けます。七ツ石小屋からはご来光を望むことはできませんが、綺麗な朝焼けです。
七ツ石小屋から鴨沢へ
ポチャヒロもI嬢も完全なる寝不足で、体調が整っていないため、今日はこのまま鴨沢まで、昨日来た道を戻ることにしました。という事で、朝7時半下山開始。
下山途中、紅葉が綺麗に見える場所がありました。
来た道をスタスタ歩き、10時前に鴨沢バス停に到着です。
そこからバスで奥多摩駅に向かいます。貸切状態の電車の中で乾杯!
たくさん荷物を持ってくれたのに、私が買ってきたお酒のせいで具合が悪くなり、吐いてしまったポチャヒロ、寒さの中頑張ったI嬢、本当にお疲れ様でした。
教訓:山に行き慣れていない仲間と一緒に山に行くときは、装備を事前に確認することが大切です。当日の服装や防寒着の種類、寝袋の素材等を確認するのは必須です。
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