「汗っかき・暑がり女性必見!春・秋登山のレイヤリング術 その①」
では、行動着として、ベースレイヤーとミドルレイヤーの間に着るウェアと、下着のお話をしました。
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今回はミドルレイヤーについてお話しします。
ミドルレイヤーとはベースレイヤー(下着)とアウターレイヤー(風や雨から守ってくれるトップス)の間に着るもので、主に保温を目的とした服の事をいいます。
なので、夏の暑い日の登山には必要なしです。
春・秋のミドルレイヤーはフリース素材がお薦め
フリースは保温性、透水性に優れているため、汗をかきまくった直後に着用しても、汗を外に発散してくれて、なおかつ保温してくれるため、身体が冷えません。
透水性とは汗をかいても、それを外に発散してくれる機能です。
春・秋の登山は、行動中は暑いけど、時折冷たい風が吹くので、休憩中はすぐに身体が冷えてしまいます。yuriは5分以上の休憩をとる時には、休憩した途端にフリースの上着を着ます。時間が経てば寒くなるので、寒さを感じる前に着込みます。
とにかく、汗が冷えて、ベタってするのが本当に嫌なのです💦
汗をあまりかかない方であれば、保温性に優れたフリースを着ながら登山する方が、身体が冷えないかもしれません。
そして注意していただきたいのが、ここで言う、”フリース”とは、ユニクロのフリースのことではありません!
前にもお話ししましたが、登山の服装にユニクロ、もしくはそれに類似するもの(安価なもの)を選択してはいけません。
決してユニクロのフリースを否定しているわけではありません。登山には向かない、と言うだけで、日常着としてフリースを着るのは大賛成です。なんならyuriは、寒い時期はほぼ毎日、ユニクロの薄手のフリース(色違い3枚)を着まわしているし、部屋着にもユニクロのフリースを着ている、ユニクロフリースのヘビーユーザーです。
登山用のフリースと、ユニクロのフリースの違い
登山用のフリースと、ユニクロのフリースの違い
そもそも、原材料が全然違います。
ユニクロや、それに類似する安価なフリースは、主にアクリル、レーヨンで出来ています。アクリルはウールのようなフワフワ感を作ることができ、レーヨンは光沢感を出すことができます。
そしてそのフワフワ感が保温性を高めています。汗をかかない場面であればこの保温性は保たれます。
が、
アクリル、レーヨンは吸水性、透水性は全くないため、汗をかく登山には向いていません!
yuriは冬場のハーフマラソンの後に、ユニクロのフリースを羽織っていたことがあったのですが、汗を吸い取ってくれないのと、汗を外に逃してくれないので、結局ランニングウェアが冷え冷えになってしまい、寒い思いをしたことがあります。
一方、登山用のフリースは、主にポリエステル、ナイロンで出来ています。速乾性に優れ、透湿性、保温性があります。吸水性はあまりないですが、フリース素材の下に着る行動着が吸水性に優れたものであれば、全く気になりません。高い透湿性のおかげで、汗冷えすることがなく、暖かく過ごすことができます。
フリース素材では“POLARTEC”(ポーラテック)”と記載されたののがお薦めです。
こんな感じで表記されています。

他にも、登山ウェアメーカーによって、独自のフリース素材がありますが、”POLARTEC”(ポーラテック)は、間違いありません!
ちなみに吸水性に弱いため、裸にフリースはNGです。
フリースを着る場面
登山口に到着するまで、この時期は寒いので、家から登山口までフリースジャケットを着ます。yuriは暑がりなので、登山開始直前にフリースを脱ぎます(5分歩けば汗だくにあるので)。
長めの休憩(5分以上)をとる時には、休憩したと同時にフリースジャケットを着ます。出発する時はまた脱ぎます。
なので、フリースジャケットはザックからさっと取れるような場所にしまっています。いちいちザックの中を開けるのは面倒ですからね。
下山中は登りほど汗をかかないので、ちょっと寒いなっ、ていう時は、フリースを来たまま下山します。
ジップがあると下山中に暑くなってもジップを下げることで、少し涼しくなるので、ジップ付きのものがお薦めです。
フリースウェアは各メーカーから様々な種類が販売されているので、厚手、薄手を問わず、自分の好みのものを選んでみてください!
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今回はミドルレイヤーについてお話ししました。次回はトップスについてお話ししたいと思いますー。
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